上手に業者を探すには？

悲しい事に、システム会社の中には、悪質な業者、質の低い業者が数多く存在します。
ここでは、そのような業者の特徴をいくつか挙げて、上手に業者を探すポイントをご紹介いたします。システム開発ファクトリーには、このような事は一切ございませんのでご安心ください。

異様に安い見積りを提示してくる

いくつかの業者に見積りを依頼すると、異様に安い見積りを提示してくる業者があります。安いには安いなりの理由があります。お客様の要望がすべて含まれていないために安い。あまり手を掛けずに開発をする予定なので安い。「なぜそんなに安いのか？」という疑問を解消してから依頼する事をお勧めいたします。
異様に安い見積りを提示された場合に特に注意が必要なのは、意図的に当初の金額を安くして受注しておき、その後、あれこれ理由をつけて追加費用を請求してくる場合です。そのような場合、結果的には他の業者よりも高くなってしまったという事があります。いくつかの業者に見積りを依頼した場合は、一番安い業者に依頼するのではなく、納得するまで金額の根拠を質問して、信頼できそうな業者に依頼する事をお勧めします。

連絡がない

システムの開発中に、まったく連絡がない業者が数多く存在します。開発者が開発をしていると、「この機能のこの部分はどうしよう？」という細かな疑問がいくつも浮かびます。そのような場合に、まったく連絡がない業者は、開発者の判断でどうするのか決定してしまいます。
システムの開発中に限らず、連絡がない業者は、最終的に独りよがりなシステムを納品してくる恐れがあります。「こんなシステムになるとは思わなかった…」と後悔しないためにも、依頼の前に、ちゃんと要望をヒアリングしてくれているか確認する事をお勧めします。

すぐに追加費用を取ろうとする

「異様に安い見積りを提示してくる」でも説明しましたが、すぐに追加費用を取ろうとする業者があります。もちろん、当初の予定にない機能を追加する場合は、追加費用が必要になります。しかしながら、「登録する機能があるのに削除する機能がないのはおかしい」など、当初の見積りに漏れがあった場合には、単純に追加費用を取るのはおかしいと思います。また、追加費用の対象になる機能だったとしても、「こちらの機能をなくして追加費用なしでやりましょう」など、業者から提案があって然るべきだと思います。
このような業者に依頼しないためにも、依頼前に、どのような場合に追加費用が発生するのか、しっかりと確認しておく事をお勧めします。

不具合があるのに納品する

同じシステム業者として悲しい事ですが、不具合があるのにそのまま納品する業者がいます。その言い分としては、「納期に間に合わせるため」「開発費用が超過したため」などがあります。ここで問題となるのは、不具合を認識しているのに修正しないという点です。システム業者は、納品前であれ納品後であれ、不具合を認識したら修正するべきです。
不具合を認識しているのに修正しないような業者かどうか、依頼の前に判断するのは難しい事ですが、不具合や瑕疵が発生した場合の対応について、事前に契約書などを確認しておけば、ある程度の判断材料になるかと思います。

専門用語でごまかす

作業のボリュームが増えるなど、何か都合が悪い場合に、お客様がわからない専門用語を並べてごまかそうとする業者があります。「それは技術的に無理です」と言われた場合は、どうして無理なのか質問してみましょう。その質問に専門用語で回答する業者は、何かをごまかそうとしている可能性があります。もしくは、わかりやすく説明する能力がないのかもしれません。どちらの場合も、このような業者に依頼するのは得策とは言えません。

見積りの内訳を教えない

見積書に「システム開発費用」と1行だけ記載されている場合は要注意です。そもそもシステム開発の費用は、機能ごとに見積りをして合計しなければ計算できません。その機能ごとの内訳を教えてくれない場合は、実際の金額よりも高い金額を請求しようとしている可能性があります。内訳の提示を依頼し、金額の根拠を説明してもらうようにしてください。
もしも「内訳はありません」と言われた場合は、さらに要注意です。「このくらい金額を請求しておけば大丈夫だろう」という、余裕も含んだ金額を提示している可能性があります。このような業者には絶対に依頼しないようにしましょう。

知名度をアピールしてくる

大きなシステム会社に多い特徴ですが、「あの有名なシステムを開発した会社です」と、知名度ばかりアピールしてくる場合があります。知名度が高いと安心感がありそうな気になりますが、実は知名度と安心感はあまり関係がありません。
その理由としては、あの有名なシステムを開発したチームと、あなたのシステムを開発するチームは、ほぼ確実に異なるからです。なぜなら、自社のシステムを開発するチームと、顧客のシステムを開発するチームは、まったく別の部署だからです。すでにお気づきかと思いますが、優秀な人材は、自社のシステムを開発するチームに所属しています。顧客のシステムを開発しているチームは、二軍の可能性が高いのです。
さらに、大きなシステム会社の場合、自社では開発していない場合もあります。製造業などの業種と同様に、実際の開発は下請け会社に任せている場合があります。その下請け会社は、さらに下請け会社に…と、もはや知名度は何も関係ない事をご理解いただけたかと思います。
システム開発は、大きな会社や有名な会社に依頼すれば安心という事はありませんので、ご自身が信頼できると感じた業者に依頼するようにしましょう。